〜業務の効率化と測定精度の向上にお役立て下さい〜
フローインジェクション分析法(FIA法,小川商会方式)により高精度な分析を行います
一般的にNO2,NOxの分析は、バッチ法でジアゾ化カップリング反応により生成するアゾ化合物の
吸光度を測定して行います。しかし、NOxの分析の際、ろ紙に残存しるPTIOの影響でブランク値が
高くなり、しかも吸光度が時間の経過とともに増加するという問題があります。
従って分析の精度を保つために、マニアルには反応溶液は冷却をして、反応時間を精密に管理することを
記載しています。
また、PTIOは捕集期間中に熱や紫外線の影響で自己分解が起こることがわかっていて、結果的に
残存するPTIOの量は測定地点ごとに違います。このことで測定の精度が低下してしまうという経験
をされている方も多いと思います。特に夏場にその傾向が強くなることも分かっています。対策と
しては、測定地点ごとにブランクサンプラーを設置して分析を行い、そのブランク値を差し引いたり
分析操作でPTIOを除去する方法を推奨しておりますが、現実的に実行が困難なケースが多いと思います。
この問題を解決するべく、弊社樋口慶郎は、フローインジェクション分析法(FIA)を利用する方法を
すでに開発しています。開発したFIAシステムは、環境水中の硝酸イオンの定量を目的とするものですが
硝酸イオンを還元するためのCd-Cuカラムによって、PTIOがほぼ完全に分解されることを見出しました。
これにより、PTIOの残存量の影響を受けない精度の高い分析方法を確立することができました。
弊社では、このFIA法で開発者自身が分析をして結果を報告します。
分析費用は、分析検体数や継続性などを考慮して
ご相談させていただきますので、弊社までご連絡ください。
TEL/FAX: 078-821-6610
メール : info@ogawajapan.com